開錠・解錠とも、広く一般に使われていますが、具体的にはどちらも「鍵を開ける」こと、施錠の対義語としてはいずれも間違いではありません。しかし、鍵屋さんにとっては、それぞれ少し意味が違ってきます。具体的には…
●開錠:鍵を開けること。鍵を含め扉や戸そのものを「開け放つ」こと。鍵業界では「かいじょう」と並んで「鍵開け」という表現を一般的に使うため、こちらの方が良く使われる。鍵を複製したり、壊したりといった含みもあり、下の「解錠」とはニュアンスが違うため、「開錠」と呼ぶようになったという説がある。
●解錠:鍵を解くこと。鍵を開けること。錠前という束縛を「解き放つ」こと。施錠の対義語で本来の「かいじょう」はこちらが正しい。こちらの「かいじょう」は、施錠を解くという意味であるから、鍵を複製したり、壊したりという意味合いは薄い。
いかがでしょうか。鍵を施錠・解錠する場合は「解錠」で、鍵を壊したりする場合は広い意味の「開錠」。どちらも「かいじょう」と読みます。辞書などでさえ、細かく分けて書かれていません。業界用語のようなものですが、こんな使い分けがあります。また、この逆の解釈で使われている場合もあります。